施設のご案内

理念・基本方針

理念

私たちは患者さん中心の医療をとおして地域に貢献します

基本方針

  • 良質で安全な医療を実践します。
  • 診療機能の充実を図り 地域のニーズに応えます。
  • 接遇の向上に努め 快適な受療環境を提供します。
  • 情報を公開し 公正な管理運営を行います。
  • 勤務環境を改善し 魅力ある職場をつくります。

患者さん中心の医療

情報の開示と自己決定(インフォームド・コンセント)

医療の現場では、現実的には医療側と患者側との間に情報の非対象性が存在することは否定できませんが、患者さんの知る権利と自己決定権は尊重されなければなりません。診療情報を開示し、患者さん自身が治療法方については自己決定し(説明のうえでの同意:インフォームド・コンセント)、自ら治療に参加することによって治療効果が上がると考えられています。当院ではカルテ開示が制度化されています。インフォームド・コンセントは医療に取り組む基本姿勢なのです。

患者の権利

長い間、医療は医師が患者さんに施すものとされてきましたが、現在の権利意識の高まりと、患者さんの医療への参加の必要性から、患者さんの権利についての考え方が定着してきました。患者さんの権利については、1981年に開催された第34回世界医師会総会において「患者の権利に関するリスボン宣言」が採択されました。患者さんの権利としては、当院では次の通りと考えています。

1.個人として常にその人格が尊重される権利
個人の人格、価値観などが尊重され、医療従事者との相互信頼、相互協力関係のもとで医療行為を受けることができる権利があります。この権利に基づき、主治医・受持看護師等と相互信頼、相互協力関係が保てない場合は変更を申し出る権利があります。
2.良質で安全な医療を受ける権利
身分、人権、信条、性別、障害の有無などにかかわらず、適切で安全・良質な医療を公平公正に必要な限り継続して受ける権利があります。
3.十分な説明を受ける権利
自分が受ける治療や検査の効果や危険性、他の治療法の有無などについて、理解しやすい言葉や書面などで、納得できるまで十分な説明を受ける権利があります。こうした権利に基づき、自らの診療記録の開示を求める権利と、家族にも診療記録の開示を求める権利があります。
4.自己決定の権利
充分な説明と情報提供を受けた上で、自己の自由な意思に基づいて、治療方法を選択し、治療を受け、拒否する権利があります。自己決定の際に、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞く権利があります。
5.個人のプライバシーが守られる権利
個人のいかなるプライバシーも守られる権利と、診療の過程で得られた個人情報は自己の承諾なくして、自己の診療に直接的にかかわる医療従事者以外に漏れたり開示されたりしない権利があります。
6.苦情を申し立てる権利
医療行為等により被害を受けたと考える場合や診療経過中に当初の説明とくい違いが生じた場合、また上記の各権利を侵害された場合は、苦情を申し立てることができ、これを以って不利益を受けない権利があります。

患者の責務

  • 1.本院の規則を遵守し、迷惑行為は慎んでください。
  • 2.ご自身の健康状態について、できる限り正確にお話しください。
  • 3.適切な治療方針を決めるために、ご自身の意思や意見を伝えてください。
  • 4.治療方針をご理解のうえ、ご協力ください。
  • 5.ご加入の保険を正確に伝え、受けた医療に対する医療費をお支払いください。